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実は初。を考える

相変わらず原稿修羅場が続いている状況なので、もう掃除も洗濯もたまり放題という社会人としていかがなものかな状況です、でも今回とても嬉しいニュースがあったので(といってもちょっと時間経過してるけど)簡単に。

オーストラリア・ランドウィック競馬場で行われたG1、オールエイジドステークスをタバート氏所有の日本調教馬、ハナズゴールが制覇しました。
ハナズゴールは珍名馬主のパイオニア、小田切有一さんのG1馬、オレハマッテルゼの仔。早逝した彼にとっておそらくは唯一のG1馬になるであろう存在ですが、実はこれ、小田切種牡馬史上初のG1タイトルでもあるんですね。
オダギラーやってるとG1っつうものはそんなに機会は多くないわけですが、その中でもG1馬、そしてその仔でのG1の瞬間をリアルタイムで知ることができて「あー、応援しててよかったなあ」と思った次第です。

レース映像観ましたが、出負け気味でも外からひとまくりの強い競馬。向こうでもうひとタイトルさらっていってもいいのではないでしょうか。
タバート氏も母国で初のG1。なかなか通好みな血統の馬を沢山所有していて、わりと注目です。




産駆唯一の重賞馬というと、私がファンになるきっかけとなった馬、メジロパーマーの仔メジロライデンが京都ハイジャンプを勝った時を思い出します。あの日も函館競馬場の場内テレビで大喜びしたなあ。山田康誠騎手とのコンビで勝った横津岳特別なんて声枯れるほど叫んだし。みなみ北海道特別(当時はまだ特別競走)とか写真撮るために用事蹴って走ったし・・・ファインモーションにぶっちぎられた阿寒湖特別とかいい思い出です。
ライデンはその後も中山大障害3着などちょくちょく障害重賞で馬券に絡んでくれました。

ああ、そういえばパーマーの弟メジロアービンが(以下延々)
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イチかバチかの時に頼るアイツを考える

COMITIAで出す本の進行が二転三転。まさに先行き不透明まっただ中です。
毎度毎度自分も学習しろよってくらい直前に苦しむのですが、ものをつくるヨロコビがそれ以上に強くそして甘美なもので、依存症に苦しむ若者よろしく快感ガンギマリ人生であり、苦しんで苦しんで出すのがたまらないと書くといよいよ性癖の話みたくなってくるのでこのへんでやめときます。ちなみに自称Sの人から責められて過剰にやりかえした経験から、自分はMではないと思ってはいます。


 さて、そんな自業自得な話題はどうでもよろしい。今回はお馬さん夢のチケット着順当てクイズ、つまり競馬のオハナシ。


 不二之の趣味はなんといっても競馬。とはいえ小3からのながーい趣味のわりに血統だとかタイムだとかにはとんとうとい生涯イチぬるファンといった風情で、そのくせ馬券は「単」派、しかも「好きな馬や騎手で当ててこそ至高」という主張。そしてオダギラー(※1)でもあり道営が好きでもある絵に描いた様な養分であり紙屑生産家なのであります。

 そんな私もタネ銭がなきゃその主義も貫けないもんで、そういうときにたびたび頼るのが「ワイド500円三点ボックス戦法」。これ、けっこうイケるんです。

 まず、連軸は固そうな対抗、単穴な馬を一頭選出、そして自分の応援したい馬を一頭、さらに馬柱とにらめっこして展開次第で来そうだったり人気のエアポケットじゃないかと感じる馬を一頭。この三頭三点のボックスを500円ずつ、計1,500円で勝負するというもの。
 長年負け続けの自分が唯一ある一定の回収率をたたき出している馬券がコレで、低予算でもソコソコの勝ちが期待できる馬券だったりします。
 ワイドなんでガミりそう(※2)と思われがちだけど意外とこれがあまりガミらない。3~6人気くらいの決着だと意外と700~1,000円台の配当になったりするので、わりと元がとれるどころか倍近くなったりするのだ。そして三頭がすべて馬券になったときなどは、下手な馬連を500円でとるより儲かったりするので、回収率的にも結構あなどれない馬券なのです。
 じゃあ購入金額や点数増やしてその馬券でずっと楽しめばいいじゃないかと思われるでしょうが、金額増やすと当たらなくなり、点数増やすとガミりだす。そういった失敗を繰り返してできた「500円三頭ボックス」なわけです。そしてなによりやっぱり勝ち負けスパッと読み切る「単」が好きなわけで、好きな馬を1着に据えたいわけで。

 いきなりなんでこんな馬券のオハナシをしたかというと、先日の皐月賞で上記馬券法を用いてけっこうなアタリになったので今回「馬券勝ったやつあるある」な「珍しく儲かったやつがしたり顔で馬券法を語りだすアレ」の御多分に漏れずな今日ただいまをやろうと思ったわけです。

 タネ銭がなく、混戦ムードだしいっちょやっとくかといった心持ちでやってみたわけです。で、上記の該当馬を自分なりに割り出す作業。好きな馬/応援している馬は今回特段いるわけでもないので、それに近いやつを選出。

 1:イスラボニータ
   単の軸でもいいかなと思っていた一頭、この馬で5倍そこそこで2番人気とか今が一番うまいかもしれない。

 2:ロサギガンティア
   本当は東京で買いたいけど、あまり警戒されてなさそうだし一発があっても。

 3:ウインフルブルーム
   ウインクリューガーやウインラディウス、ウインブレイズなどで度々経済的窮地を救ってくれたウインの馬なので、あと真ん中ぐらいの人気のときの前を行く時の大知は買い。


 で、結果としてはイスラボニータ1着のウインフルブルーム3着で配当1,990円。これを500円買ってたので9,950円となった次第であります。ウヒョー
 単で買ってたら絶対にはずれてた(トゥザワールドを甘く見まくってた)ので、今回はこの戦法で大正解だったわけですね。

 
 これから馬券を初めて買ってみようかという方、当たりを体験する意味でもこのワイドボックス戦法を実践してみてはいかがでしょーか。


※1
オダギラー:イカした(世間的には変な)馬名をつけることでおなじみの名物馬主、小田切有一さんのセンスにシビれるひとたち。

※2
ガミる:トリガミという、賭けた額よりも低い配当がくる状態のことをいう、負けはしないけどけっこうヘボい。

競馬レコード紹介「Narita Brian Memorial(ナリタブライアンメモリアル)」編

「三冠馬」


 競馬をかじったことがある人ならば必ず知っているであろう言葉である。簡単に説明すると3歳しか出走できないレースのうち、皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の3つのレースを勝った馬のことを指す。(牝馬三冠もあるけど長くなるので割愛)


皐月賞は早い馬が勝ち

東京優駿(日本ダービー)は運のいい馬が勝ち

菊花賞は強い馬が勝つ


 というように、まさに3歳時にすべてを持った馬の象徴なわけである。近年は適正距離を考えて秋天だの3歳は斤量有利だから凱旋門行った方がいいんじゃね?だのいろいろ言われて菊花賞の価値が本家イギリスのセントレジャーよろしくだだ下がりな昨今だが、近代競馬150年とちょっとの今でもセントライト・シンザン・ミスターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアン・ディープインパクト・オルフェーヴルの7頭しか達成できていないほどの難度でありその三冠馬たちの格は決して落ちることはない。


 で、今回はそのナリタブライアンの引退記念アルバムである。「シャドーロールの怪物」と呼ばれ、あの各方面からクエスチョンマークが飛び交った「20世紀100名馬」の栄えある第一位であり、3200mの天皇賞(春)の翌月に1200mの高松宮杯(現:高松宮記念)を使い引退というザ・大久保ローテを見せつけてくれた名馬である。競馬系レコード界隈においてはドキュメントレコードや競馬実況ばかりであまり冴えない三冠馬の中でも破格の6曲入り、しかも全部に歌詞がついている大健闘っぷりである。



 と、いうわけでかなり期待した本作だったが、CDを再生してホゲェーと盛大にズッコケた。なんと全編インスト。本作に関する情報はほとんど検索にひっかからないので結局歌入りバージョンがあるのかもどこで流れたのかも不明のまま。全体的に寂しげな曲調におそらく「このメロディーで歌っているんですのよ」と言わんばかりのシンセ単音が全編に入り微妙な「安さ」を醸し出しCDは終わる。ジャケに書いてある「Song by ~」とか全曲についている歌詞はなんだったんだ!?



 ちなみに裏ジャケに載っているのはナリタブライアンとヒシナタリーの仔であるが、残念ながら2勝で引退。ナリタブライアン自身も2世代を残し他界している。合掌。

簡略化時代を考える

社会について論じるなんてガラじゃないンで、普段はひとネタに使うか家でひとりボヤいて終わるくらいのものなのだが、前回のサムラゴーチ号騒ぎの時のように自分を使って語れる内容があるならこういう場に出してもいいのかな、といった具合で。今日はちょっと真面目に。


 スマホはP業だのパズダビだのにいそしむ他に、通勤電車の中でちょっとした読み物やニュースのチェックをするわけだが(満員電車が多いのでスペースをとらないスマホはほんと便利)、そんな中ライブドアニュースというものに当たる機会も多いわけで、その表記方法が「ざっくり言うと…」とまず目を引く事柄を3つ出し、具体的な記事に誘導するというスタンス。自分の目に飛び込んできたのは、周富徳氏と佐野実氏の死去についてだった。
 以下は最初のページにある見出しである。

====================
 

佐野実さんを襲った糖尿病の恐怖


 ざっくり言うと…

・相次いで亡くなった佐野実さん、周富徳さんは糖尿病を患っていた
・専門家によると、糖尿病の合併症により、脳出血や失明、足の壊死が引き起こされる
・食べ物を口にする職業だけに、一般人より不利だったかもしれないとも


====================

 これ、ざっくりしすぎてないか?ていうか、もっと言えば、ざっくりというよりは「テキトーに言うと…」ではないか?

 ライブドアニュース側としては、目を引くことがらを出して記事に誘導したいのだろうが、大体の人は見出しだけ見て次へ行かないだろうか?そうした場合「糖尿病」は「かかると合併症を起こし」「さっさと死ぬヤベー病気」という印象のみを与えないだろうか?

 あと記事の書き方も気になる。この専門家の解説だと「糖尿病=生活習慣病」のような話し方になってしまう、細かい話だが「2型糖尿病は」と表記してもらいたい。糖尿病とひとくちに言っても1型と2型というまったく別の糖尿病が存在する、ここは「ざっくり」言ってはいけない、「糖尿病全てを生活態度が悪いからなった自業自得病」のように語られてはたまったもんじゃない、たとえ2型が日本人患者の9割とはいえ配慮が必要だと思う。(念のためフォローをするが、たとえ2型だといえ、発症者より無軌道な生活してる人間なんてゴマンといるわけで、体質や何らかの不運な引き金もある、発症したからといって嘲笑するのは最低だと思う)


 なんでここまでプンスコするかというと実は私も糖尿病患者だからである。もっと具体的にいうと「劇症1型糖尿病」というもので、原因は不明。膵臓のβ細胞がなんだかわからないけど破壊されて、血糖を調整するインスリンが枯渇する病気「1型糖尿病」のほうで、「劇症」というのは「突然降って湧いてすげー勢いでそうなった」病気である。28~29歳あたりで発症したとのこと。1型は2型も含めた糖尿病患者全体から見ても1割で、劇症型というのはさらに「極めてまれ」なやつ(wiki)らしく、医者にも「1型の中でも5%くらいじゃない?」と言われたもので、そこらへんの宝くじよりよっぽどレアなもんにあたったもんだと自分の運命を呪ったものである。

 なぜここまで具体的に書いたかというと、日本人にはかなり身近な病気であるにもかかわらず理解があまりされてないと感じたので、患者とはいえ素人ではあるが、まあ「きちんと言うと糖尿病はこういうものもあるんですよ」ということと、今後自分と付き合いがある人が理解して対応してくれるといいなあ。と思ったからである。見てる人ほとんどいないだろうけど。
 それに、少量のチョコやコーヒーを摂取してるところを見られて「あぁーッ!そんなの摂っていいのぉー!?」とかいう「心あるように見せてまったく心無い発言」を聞くのがもう嫌なのもある。これは気に病みますぞ、わりとマジで。


 話は戻るが、こういった紹介は"患者のまわりの人の"糖尿病に対する不安と誤解を煽るだけのような気がする。そもそも71歳と63歳で死去って、そんなに衝撃的な話か?人生80年だの100年だのって時代だと錯覚してるから病気に負けた早すぎる死と感じるだけで、似たような年齢だと糖尿病による合併症以外での死去の方が多くないか?
 患者自身はしっかりとした意識を持ち続けるということは大事だが、そんなもんは短期入院した際に観せられる交通違反者講習にも似た教育ビデオでたっぷり教わっておるわ。


 ただでさえ自分の気になったニュースしか観ることがなくなった時代なので、そこで出てくる記事くらいは「きっちり」言ってもらいたいものである。


 しかし「糖尿病」という名前なんとかならんもんですかね?「糖」はまあ仕方ないとして「尿」という字が入るとどうもキレイな印象は受けない。「インスリン不全症候群」とかどうせならもっと物々しい名前のほうがいいんですけど、重病感が出て。


 最後に、種類は違えど同じ「糖尿病」という名前と闘った周富徳氏と佐野実氏に心からご冥福と「お疲れ様でした」という言葉を贈らせていただきます。
 合併症に関して言えば、明日は我が身です。

主流に手を出す理由を考える

突然だが、自分はiPhoneをずっと使っている。


 まあ、言っても3GSからなので、ゴリゴリのアイフォーンヌユーザーから見ると「ずっととか言ってンじゃねえよファッキンデーヨル」といったところでしょうが、とにかくスマートフォンちうブツはiPhoneしか知らないわけです。

 だからといって別にアップル大好き!とかいう人間ではない。アップルのパソコンは昔実家にあったパフォーマー575とかいうマシンをただのワープロがわりくらいにしか使いこなせず見事お部屋のインテリアだったし、クリエァーティヴ(下唇を噛む)な人はアッポゥのメァックじゃないとね!とかいう人間でもない。ただただ単純な理由で「みんなが使ってるから」と「ひとつでなんでもできるのが欲しいから」である。


 みんなが使ってるから。という理由で選んだりすると昨今の「みんな違ってみんないい、それが個性が重要グローバルスタイルよヘーイ」な風潮から「なんでも流される典型的ニポン人」な扱いを受けるわけですが、別に深い意味がないわけではなく、みんなが使っているものなら何か困ったことがあれば訊ける人は多いだろうし、主流の端末を利用すればそれに対応したアプリや実用ツールは一番選択肢が多いだろう。というところが一番大きい。
 あと、以前似たような理由でiPod nanoを使用していたが、なんだか挙動が怪しくなってきたので、新しくするくらいなら持ってる端末を一つにしてスッキリさせたいし、それならデンワとひとつになったiPhoneが妥当であろう、iTunes使えるし。といった具合でスマートフォンに変えることとなった次第である。


 主流じゃないほうに惚れてしまって、そこで意地になる気持ち自体はものすげーわかる。自分も兄貴が買ってきた影響でメガドライバーの洗礼を受けて以降ドリームキャスト撤退までセガハード一筋だったし、まわりがスーファミ→プレステ一色だったので「主流じゃないもの」がメインになったときの心境も理解できる。しかしこういうほとんどは趣味でもない目的で使うものは、「便利」を優先するのが大事だろうというところである。


 しかし趣味の分野、音楽とか映画とか漫画とかでも感じることがたまにあるが、自分が大好きなものが「たまたま」主流じゃなかったりするのは仕方ないが、だからといって主流なものを毛嫌いすることはせず、肌に合ったら素直に楽しんでみるのも良いのではないだろうか。私はわりとなんでも楽しめるほうなので、意外と見えてくるものがあったり、逆に自分が好きだったものを再評価したりとなかなかな結果が出るものである。



 けど、電池の減りが超早くて他のスマホのようにauのお店でサポートされてなくて月々がバカ高いのなんとかなりませんかね。「なんちゃら割」とかiPhone対象外だし…ぐぅ。

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