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COMITIA108を考える

ものすごい今更ですが、5月3日の世界樹プチオンリー、5月5日COMITIA108に参加してきました。
プチオンリーの方は超低血糖状態により昼過ぎまで立てないという憂き目に会い、ほぼ参加とは言えない状態ではありましたが・・・
参加された方お疲れ様でした、お立ち寄りいただいた方、誠にありがとうございました。

 季刊マークカードも小規模ながらきちんとスタートを切ることができてとりあえずは一安心、
少し足を停めていただけることはあってもなかなか試し読み…とまではいかないことも多々。
 POLYSICSファンブックの時もそうでしたが、あの空間でも「どんな本だろう?」と思わせる外見的な展開はやはり重要だなあと再認識しました。イラスト本の隆盛もやはりそういったところにあるんだろうなと。
 貴重な時間とアイデアを割いて寄稿いただいたからには、発行し頒布する側はその作品を一人でも多くの人に見てもらう努力に全力を尽くすこと、これが大事ですね。現時点での自分が持ち得るすべてを出し切らないと人の目に触れるのは難しい。出し切っても難しいんだから、流れを持ってくるためにはガムシャラにやらないといかんわけで。

 少しドタバタしてはいますが、以前からお世話になっておりますアリスブックスさんに委託を予定しております。オリジナルに特に力が入っている同人通販サイトさんなので、掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。

 

 さて、季刊マークカードには「フリー4コマコーナー」と「フリーイラストコーナー」という計4ページほどの「枠線以外はまったく白紙」のページがございます。いままでの自分のやり方を知ってる人も知らない人も「手抜きか!」とか「間に合わなすぎて穴埋めか!」と思われたかもしれません、もしかしたらフザけているという印象を持たれるかもしれません。

 しかしこちらはかなり本気でこのページを用意しました。
 第二弾以降も、こういった「フリーページ」は用意していく所存です(4ページ程度以上にはならないと思いますが)。

 「あそぼう」をテーマとしている本である以上、それは読んで下さった方にも呼びかけているわけで、そこに自由に描きこんで”まんがであそんで”もらうこと、そして本の中に自分の作品が載っている感覚を楽しむことで、本をつくる意欲のようなものが芽生えたり育ったりして欲しい、「創作であそぼう」という気持ちになってもらえれば。という気持ちを込めています、表紙の執筆者名の下に二つの空欄があるのはそういうことです。
 同人は手軽に作家となれる、軽い運営を体験できる、そしてなにより自分のやりたいことやあそびの気持ちを世間に出すことができます。そしてもうひとつ…何事もそうなんですが、場が成熟したり気持ちが強くなりすぎてくると、”楽しむ”気持ちを忘れがちになります。上を見て本気の活動をすることは素晴らしいことですが、たまには基本に立ち返って「あそぶ」場があってもいいのかな。と今までいろいろな制作の場を見て思ったので、今回こういった季刊誌を始めた次第です。まだほんと、小さい規模ですが…。

 少ないページ数の時点でそんな白紙企画やるな!描く気ないからもったいないわ!というお叱りは真摯に受け止めさせていただきます。そして精進します…。


 それにしても、以前主催をやっていたPOLYSICSファンブックのスタートも似たようなページ数、そして今回と同じ5名でのスタートでした。自分が最初にやることの基本がこのあたりの規模なんですかね。
 まあしかし、こと創作の場に関しては実績も力もないこのボンクラが立ち上げた雲をつかむような趣旨の第一弾に快く寄稿してくださった華雛夜さん、北屋郎さん、ナダレさん、母 さん。誠にありがとうございました。できればまたよろしくお願い致します。

 そしてお手に取って戴いた方に重ねて御礼申し上げます。



 次回のCOMITIAも参加の予定です。
 またその時も、このスットコおじさんとあそんでやってください。


サークル・トッケンショウブ
不二之 要丞(ふじの ようすけ)
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我が憧憬のまんが環境を考える

ここ5~6年。おおざっぱに言えば私が関東に連れてこられた前後から、まんがの原稿制作のほとんどをパソコンによるデジタルにしてみていた。その時の考えとしては、コピー本ではそれほど目立たなかった線のアラが、オフセットとかで出てきたらただでさえヨレヨレな線がさらにボソボソになっており、とても見られたものじゃない(そもそも印刷された自分の作品を見返すこともあまりしないのだが)ので、デジタルでペン入れをすればある程度は解消されるのではないかということと、トーンやコピックの節約にもなり、原画をスキャンしてゴミ取って・・・といったワンクッションをすっとばせる利点を買い、新世代な原稿制作環境を用意してみたカッコウである。

 
 が、ただでさえうまいとは言えないまんがの質がさらに落ちた。線自体たしかに多少キレイになったが絵のバランスはさらに落ち、描き込みは減り、トーンの代わりとなるグレーの塗りつぶしは安っぽさを増大させた。
 「数をこなせばいくぶんか向上するだろう」としばらくやってみたが、イッコウに向上する気配なく、デジタル作画技術を学ぶ気も起きず、質と一緒に意欲も落ち・・・今まで以上に自分の作品を見なくなり・・・どんどんと描くことに魅力を感じなくなって、最終的に編集や事務方に精を出すようになっていった。

 そこで去年の末ごろから原稿をセリフ以外全てアナログにもどしたところ、向上・・・はたいしてしているわけではないが、気持ち「戻った」気がした。そしてなにより、劇的に描くのが楽しくなるのを実感した次第。


 ムイテいなかった・・・とカンタンに言えばすぐ終わってしまう話ではあるのだが、もう一歩踏み込んで自分のなにがそこまで合わなかったのかを考えてみた。

 最初に断っておくが、私はアナログ信奉者ではない。それどころか、これから漫画を始める人はデジタル原稿作成技術を積むべし。と思っているくらいである。「3万あるので初心者の方が漫画をはじめる環境をつくってください」という問題を出されたら、「コミスタとペンタブを渡す」と答えると思う。

 
 おそらく、自分のまんがを描く”動機”の一番重要なところが「憧れ」であったからなのだろうなという結論になった。

 藤子不二雄先生に憧れてまんがを描き始め、「少太陽」に憧れて肉筆回覧雑誌を作成し、前の記事に書いたとおり「トキワ荘の青春」をアキレるほど観て、漫画黎明期の文献を読み漁り「憧れ」を募らせていた身としてはパソコンとにらめっこしてタブレットをこすってる行動は、自分の中ではまんがを描く行為ではなく「画像処理」の意識にしかならなかったのだなとそう強く感じたのである。
 (※誤解を招きたくないので何度でも言うが、個人的な「動機」の話であり決してデジタル作画を否定しているわけではない)


 長々と語ったが私にとって紙にペンでガリガリガリガリ・・・とやるまんがに「憧れ」と「動機」があり、「描きたいから」という理由にその二つを足すことが不可欠で、そこから生まれるまんがに達成感を覚えていたのだなあと改めて実感させられた次第。


 しかし、オンライン入稿や写植、修正等デジタルでも問題なくできる、というより頼れば武器になるものは沢山あるので、スキャンの技術も含めて、そういったところを勉強する必要はあると感じた。アナログ原稿を大事にするのであれば、なおさら勉強せねばならないと思った。
 今後は「デジタルとの付き合い方」をシッカリ考えることを忘れないようにしたい。



 ほとんど誰も見てないブログなので、今のうちに自分へのメッセージとしてここに記す。

足りない力をつける工夫を考える

「ああいうものをつくりあげたい」
「こういう結果をむかえたい」
「そういう存在になりたい」


けど力が足りない。


なら・・・


だけど・・・


なのに・・・



という話。
なんだか言い訳がましくそして照れくさく、なんとなく恥ずかしい話なので
競馬にたとえよう。


このレースに勝ちたい

だけど今の実力では到底勝つことは難しい

ならば調教!ビッシリ乗り込んでステップレースを勝ち続け、いずれ獲る!

しかしここは小さなトラックコースしかない上に使用時間は限られている、思ったように積めない

ウエイトを重くして終始フルギャロップで叩き上げる!

体が足りず、故障・休養・・・

これを繰り返し、地方で着を拾う日々

しかし善戦はするのでまわりからはそこそこにいいことは言われる、ただ眼は向いていない。



・・・


競馬にたとえたらよけいにわからなくなったぞ。


とにかく圧倒的に意識に力が追い付いていない。
さて、どうしたものか。

[地]通販開始を考える

宣伝でございます。


同人誌通販のアリスブックスさんにて、2月2日のCOMITIA107にて頒布しました「[地](かくち)創刊号」の通販が開始されました。
中身的にちょっと恥ずかしいですがトッケンショウブを立ち上げて初、そして念願のオリジナル本です。
今後地道に続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。


↓こちらをクリック
 

COMITIA107を考える

2月2日に東京ビッグサイトで開催された「COMITIA107」にサークル参加してきました。
短期間での制作となってしまいましたが、ちゃんとした新刊も出せたので、遅刻した上に薄いコピー本しか出せなかった前回を考えると、こちらを初参加と言いたい気持ちです。
 これからは毎回申込できるといいなと考えています、関東に来てからずっとコミティアに腰を据えて参加するというのは念願だったので、先日はとても嬉しかったですね。


 課題はもうちょっと質・量ともに上げることと、あと表紙。
 実は今回中身を急ぐあまり、入稿当日まで表紙の事をスッコリ忘れておりました。もともとイラスト力が皆無の自分が昔のCOMの表紙っぽいやつを短時間でやろうとして爆死。ああいうのは簡単な絵に見えて難しいのです・・・
 どこの馬(サラ系希望)の骨ともわからぬ駄メガネの発行物をあの本に埋もれた会場の中で見つけてもらうにはやはり表紙でパッと目を引くことができるかどうかはかなり重要であるなと感じました、自分ならどうかと考えてもやはり、決め打ちでもしていない限りは表紙に頼ってしまいますしね。雑誌をやるなら人に頼ることもできるでしょうが、やはり個人誌をやるからにゃテメエの力でやらにゃいけないもの。「ちゃんとした表紙をつくる」というのは自分にはかなりシンドいハードルではありますががんばっていきたいですね。


 今回制作中からいろいろ気に掛けたり店番してくれたりしたとかげのしっぽさん、同じく休憩ついでに店番してくれたわさびさん、そして委託参加というかたちで殺風景なスペースに華を添えてくれた(ていうか自分の本よりはるかに売れた)サボテイの坂井サチさん。どうもありがとうございました!飲みにいこうぜ!!


 反省とともに色々な欲も出てきました。いずれは定着して期待されるようなスペースを持てることができればいいなと思っています、今回手にとっていただいてまことにありがとうございました!!また5月にお会いしましょう(生きてたら)!!!

プロフィール

HN:
トッケンショウブ
性別:
非公開

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