忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

競馬レコード紹介「FEEL LIVE」編

FEEL LIVE
作詞:織田裕二
作曲:GARDEN



フィールライ…
 フィールライ…




フィールラァァァァァァァイ!!!!!!




 …失礼しました。
というわけで今回ご案内するのは織田裕二の「FEEL LIVE」です(ラァ"ーーーイ)
JRAのCMを2年ほど織田裕二が担当しておりまして(プッピーーーゥ!!)
普段ならタイアップ曲は触れないのですが、
CMのために書き下ろされた一品なのでご紹介致します(ワッッデーィ!)



 この曲は2007年JRAのキャンペーンのコピーと同名の曲で、ファンから寄せられた「FEEL LIVE」を元に織田裕二が歌詞を書き下ろしたもので、歌詞の端々に競馬を連想させる良曲で、「雰囲気があるいい曲だけどぶっちゃけ競馬関係ないよね」というものとは一線を画している点は評価できる。アニメの主題歌もそうだが、やはり統一感があると良いものだ。2013年のJRA CMは名馬紹介のVTRに邦楽ロックバンドの曲を乗せてヒジョーにかっこ良くはあるのだがそういった点において多少モノ足りなさを感じてしまう。




 ちなみにCM自体は織田裕二のプロモビデオのような状態になっていて、あんまり馬と競馬がメインという感じがしない。もちろん織田ファンにとっては大注目な一品なのだが。まあそれはタレントタイアップものの宿命なのでそういうもんだと割り切っておきましょう。CD出しただけえらい。



 以上、ご案内は不二之要丞(with マキシ・プリースト)でお送りしました。ネバネバネバネバ・・・・・・・・
PR

競馬レコード紹介「Narita Brian Memorial(ナリタブライアンメモリアル)」編

「三冠馬」


 競馬をかじったことがある人ならば必ず知っているであろう言葉である。簡単に説明すると3歳しか出走できないレースのうち、皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の3つのレースを勝った馬のことを指す。(牝馬三冠もあるけど長くなるので割愛)


皐月賞は早い馬が勝ち

東京優駿(日本ダービー)は運のいい馬が勝ち

菊花賞は強い馬が勝つ


 というように、まさに3歳時にすべてを持った馬の象徴なわけである。近年は適正距離を考えて秋天だの3歳は斤量有利だから凱旋門行った方がいいんじゃね?だのいろいろ言われて菊花賞の価値が本家イギリスのセントレジャーよろしくだだ下がりな昨今だが、近代競馬150年とちょっとの今でもセントライト・シンザン・ミスターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアン・ディープインパクト・オルフェーヴルの7頭しか達成できていないほどの難度でありその三冠馬たちの格は決して落ちることはない。


 で、今回はそのナリタブライアンの引退記念アルバムである。「シャドーロールの怪物」と呼ばれ、あの各方面からクエスチョンマークが飛び交った「20世紀100名馬」の栄えある第一位であり、3200mの天皇賞(春)の翌月に1200mの高松宮杯(現:高松宮記念)を使い引退というザ・大久保ローテを見せつけてくれた名馬である。競馬系レコード界隈においてはドキュメントレコードや競馬実況ばかりであまり冴えない三冠馬の中でも破格の6曲入り、しかも全部に歌詞がついている大健闘っぷりである。



 と、いうわけでかなり期待した本作だったが、CDを再生してホゲェーと盛大にズッコケた。なんと全編インスト。本作に関する情報はほとんど検索にひっかからないので結局歌入りバージョンがあるのかもどこで流れたのかも不明のまま。全体的に寂しげな曲調におそらく「このメロディーで歌っているんですのよ」と言わんばかりのシンセ単音が全編に入り微妙な「安さ」を醸し出しCDは終わる。ジャケに書いてある「Song by ~」とか全曲についている歌詞はなんだったんだ!?



 ちなみに裏ジャケに載っているのはナリタブライアンとヒシナタリーの仔であるが、残念ながら2勝で引退。ナリタブライアン自身も2世代を残し他界している。合掌。

競馬レコード紹介「Destination」編

Destination

J6


作詞:大江千里

作曲:井上大輔

編曲:河越重義



 やはり競馬系音楽を語るならこの1999年に結成されたアイドルユニットを紹介しないわけにはいくまい。定期的に発作を起こす我等がJRAが競馬学校騎手課程CMソングとして世紀末に放った現役(当時)ジョッキー6名による”全員既婚”の衝撃アイドルユニットである。


 あからさまにV6のパクりなこのグループ名の由来は「J to the 6th power」、蛯名正義、後藤浩輝、四位洋文、田中勝春、藤田伸二、松永幹夫というメンバーで、JRAが推薦したメンバーからテイチクが「歌唱力」と「ルックス(←ここ注目)」で選出、作詞に大江千里、作曲は井上大輔という(しかもこれが遺作)布陣。カップリングはメンバーのインタビューで、インタビュアーが漫画家のやまさき拓味という、ツッコんだら負けなのではないかとさえ思ってしまうファン感涙(いろいろな意味で)の一本だ。


 しかし曲はさすがといえる爽やかなポップスに仕上がっており、普通にこの当時のどこぞのジャニーズな連中が歌っていてもおかしくないデキで、JRAの無駄に金をかける「わかっている」作りはさすが元国営の一言。園田の独身アイドルジョッキー軍団「ADONOS7」は音源が無かったのが残念と言わざるを得ない。こういった企画はファン感涙であるぞ(あくまで一部の)。しかしまあ、今こういった企画をやればわりと若手~中堅の騎手はノリノリでやりそうだなあと思う、なんというか、勘違いしてそうなの多いし・・・(誰とはいわない)


 で、これを歌った当人たちはというと、松永調教師(元騎手)と四位騎手は「武豊TV」のジョッキー新年会でかなり苦笑い、あまり乗り気でもなかったのだろう。対して藤田騎手は自著・特別模範男(東邦出版)の中で「次はソロもやりたい」とかなりノリノリだったことがわかる。ソロCDは今だからこそ出していただきたい、保存用含め2枚は買うぞ。


 そういや池添騎手がボーカルやってる若手・中堅のバンドとかあったね・・・音源出さないかな・・・

 


 ちなみにこのCD、初回特典としてメンバーのプリクラ風シールが付いており、脱力感は増すばかりであり、中古で手に入れる場合はシールの有無がかなり重要。

競馬レコード紹介「One Day」編

OneDay
mYm
 「広島出身のアイドルといえば?」という質問があれば、おそらく95%の人が「Perfume」と答えるだろう、しかしその残りの5%の中に「SUNFLOWER」と答える人がいるかもしれない。だがその派生ユニットである「mYm」と答える人は福山競馬関係者とファン以外にいないと思う。
 
 というわけで、今回ご紹介するのはそのmYmのファーストにしてラストシングル「OneDay」である。
 最後のアングロアラブの聖地・福山競馬の応援ソングとして、広島ご当地アイドルであるSUNFLOWERの中の3名が派遣された限定ユニットがmYmなのだ。
 曲はミディアムで明るく覚えやすい。歌詞も馬や競馬場の楽しさが伝わる良いデキである。が、序盤の歌詞はなかなかにキている。
 ♪携帯を鳴らしても まったく出る気配もない
   メールにも返事なし 晴天の日曜なのに
 こっから「マジでそんな楽しいなら 福山競馬つれてって!」となる。どういう間柄かは知らないが、彼氏とかなら絶対に別れたほうがいいぞ、そんな奴。
 
 なお、このCDを入手するまでに筆者は少々苦労した。競馬場と場外馬券場以外にも2軒ほどCDの取扱いがあったのだが、いずれも通販なし。当時は札幌で勤めていたし遠征する財力もなかったため、宇部市に実家のある某ゲーム雑誌投稿者仲間の親御さんにおつかいを頼むという荒業で無事手にすることができた、とても大切な一枚である。しかし帯を紛失したため、新品保存用が欲しいと思っている次第。
 が、この望みは薄そうである。応援ソングで応援されている福山競馬はサラブレッドの導入や払い戻し率の変更策、競走馬追加による生き残りの道を模索したが赤字には勝てず、2013年3月に64年間の歴史に幕を閉じた。誠に残念である。
 もし広島県のどこかで「OneDay」の新品があるなら是非買わせていただきたい。福山競馬場に行くことも現地で購入することもかなわなかったが、いろいろと思い出深い一枚だから。
 ※なお、SUNFLOWER自体もしばらく休止状態だったらしいが、去年再始動し現在もぼちぼち活動中とのこと。是非とも頑張っていただきたい。

競馬レコード紹介「さらばハイセイコー」編

競馬レコード紹介の一発目はあらためて紹介するのも・・・というくらいの一本だが
コレクションの中で外せない一枚なのでご紹介したいと思います。
語り部口調なのはやりやすいからです、競馬レコード紹介の時はいつもこんなかんじになりますことをご了承ください。



さらばハイセイコー
1975年1月1日
歌・増沢末夫
作詞・小坂巌
補作詞・山田孝雄
作曲・猪俣公章 


 筆者の競馬係レコードとの出会いの一枚といえる曲で、現物をTOWA(ボーニモリヤのお向いさんのデパート)の中古レコード市で発見し大興奮した怪しい中学生だったことを今でも鮮明に覚えている。


 おそらく競馬系音楽としては「走れコウタロー」と双璧をなす知名度を誇る一曲であろう。オグリキャップと並ぶ日本で最も人気のあった競走馬、ハイセイコーの引退記念シングルである。
 競馬ファンには周知の名馬であるハイセイコーという馬の当時の人気っぷりをあらためて説明すると、ハイセイコーを観にG2レースにもかかわらず17万人が押し寄せ、ファンレターの宛先に「東京都ハイセイコー様」とだけ書けば厩舎に届くと言われ、少年マガジンの表紙を飾り、引退記念に出された本作が45万枚を売り上げオリコン4位に食い込んだ。以上の現象がまだまだ競馬が市民権を得るに十分ではなかった頃に起きたというから、いかにハイセイコーが競馬人気の向上に貢献したかが分かる話といえよう。


 で、LP自体はというと、A面に曲が入り、B面には関係者インタビューとレース実況という競馬レコードによくある形。曲自体はいかにも歌謡曲といったつくりで、歌詞も覚えやすく歌いやすい。歌は中央入りしてからの主戦騎手である増沢末夫本人が歌ってるとあって、まさに「売れるレコード」であったことがわかる。


 ハイセイコーはその後種牡馬としてもカツラノハイセイコやハクタイセイ、アウトランセイコーなどをを排出し、顕彰馬(競馬殿堂)に選出され、29歳でこの世を去った。中山競馬場には銅像が建ち、出身である大井競馬場では所属最後の勝利を飾った青雲賞がハイセイコー記念と名を替え現在もその功績を称え、このレースでは毎年増沢末夫調教師が呼ばれ「さらばハイセイコー」を熱唱している。


 尚、同名のタイトルで寺山修司が詩を発表しているが当LPとは無関係である。

プロフィール

HN:
トッケンショウブ
性別:
非公開

P R